英語も日本語と同じく似たような意味の言葉でも微妙にニュアンスが異なる言葉がたくさんあります。
今回は「覚える」という動詞について、複数の英語での表現を紹介します。
英語で「覚える」という意味の単語として、どのようなものが思い浮かぶでしょうか。
- remember
- memorize
を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。
remember と memorize の違い
ではこのrememberとmemorizeではどのような意味の違いがあるのでしょうか?
memorizeはrizeという「~する」という他動詞的な意味合いが強く、「意識して暗記する」という意味になります。
英単語や、公式を「覚える」ときに使う動詞です。
日本語だと単に「覚える」よりも、「暗記する」と言った方がニュアンスが伝わるかと思います。
一方、rememberはそこまで意識的なものではありません。特に努力をして覚えていることではなく、「覚えている」と言ったような自然と記憶に残っている場合に使う動詞です。
昔の体験を「覚えている」、昨日通りで見かけた人の顔を「覚えている」といったときには remember を使います。
memorizeとrememberでは同じ「覚える」でも、このようなニュアンスの違いがあるので、シーンに応じてしっかり使い分けられるようになりましょう。
learn by heart と memorizeの違い
「覚える」という動詞で1単語ではなく、句動詞で表現する場合に”Learn by heart”という言い方ができます。
このlearn by heartとmemorizeの間にもニュアンスの違いがあります。
learn by heartは文字通り、ハートに刻みついたように覚える動作を表す動詞です。
例えば自分の電話番号や住所など、まずもって忘れないような「覚える」に使う表現です。
learn by heartに比べるとmemorizeは覚えている時間の短いものに向いている動詞といえます。
自分のメールアドレスなら learn by heart、英単語テストのための勉強ならmemorizeといった感じでしょうか。
このように同じような意味でニュアンスが異なる表現がたくさんあるので、英語のスキルアップのために、1つの意味に対して複数の表現を使いこなせるようになりましょう!
ShareWisの無料の90秒動画で英語を学んでみよう!
90秒で分かるファーストフード店で使える英語表現
コメント